A1:ガラスの選定基準について
覗き窓を通して流体の流れを見るという目的から窓部に使用するガラスは、大切な役割を果たしています。
温度条件によるガラスの選定及びガラスの強度計算については下記の通りです。
温度条件によるガラスの選定
(1)パイレックス強化ガラス :最大260℃
(2)硬質強化ガラス :最大180℃
(3)石英ガラス :最大1000℃
※ガラスの熱衝撃値(急激な温度変化)は120℃で、
一般には(1)〜(2)の種類のガラスを多く使用しています。
ただここで注意して欲しい点は、ガラスはアルカリ系水溶液には、不適性である為
この場合は内面テフロンコーティング又はマイカー(雲母)をセットした状態にて使用しています。
注意点
- ガラスは酸に強くアルカリに弱い性質があります。アルカリ系水溶液でご使用される場合は、内面テフロンコーティング又はマイカー(雲母)シートをセットして下さい。
- 蒸気又は高温ドレン等にご使用の場合は、マイカー(雲母)シートをセットするだけでガラスの摩耗を防止することができます。