テクニカルセンターのご紹介
目次:
<1> はじめに
<2> テクニカルセンターの特徴
<3> 試験・分析機器一例
<4> おわりに
<1> はじめに
近年の高度化・多様化するお客様のニーズにお応えするため、2020年に実験設備や計測機器を備えたテクニカルセンター(開発部門)を埼玉県桶川市に開設しました。これまで蓄積してきた流体に関する経験知に加え、より詳細なデータ分析やさまざまな実験の結果から最適解を導き出す体制を整えました。
<2> テクニカルセンターの特徴
フィルターやストレーナの購入を検討されているお客様向けに、テーブルテストや実流試験、各種分析を行い、要求事項を満たす製品の選定・開発を行っております。
※各種試験・分析にはサンプル液が必要です。
下記は試験の一例です。
- メディア選定
吸引ろ過試験機によるテーブルテストを行い、捕捉したいスラッジ径に適したメディアを選定します。
必要なサンプル液:2L 以上
<テストの流れ>
①サンプル液の粒度分布を測定
②吸引ろ過試験機によるテーブルテスト
③ろ液の粒度分布を再度測定し、要求事項を満たしているか評価
これを数パターン行い、最適なメディアを選定します。
- オートストレーナのサイズ選定
テスト機による実流試験を行い、ろ過精度と流量の関係を測定しオートストレーナのサイズ選定を行います。
必要なサンプル液:100L 以上
- フィルターろ過試験
サンプル液またはテストダストを用いてろ過試験を行い、ろ過精度と流量の関係を測定しフィルターのサイズ選定を行います。
- 粒度分布測定
必要なサンプル液:500ml 程度
要求事項に合わせ試験の組み合わせや評価方法を検討いたします。また、テスト機の貸出(有償)や当社担当者による現地での実験も可能ですので、お気軽にご相談ください。
<3> 試験・分析機器一例
- 粒度分布測定装置
- フィルター 空気圧損測定装置
- フィルター 実流試験装置
- 吸引ろ過試験機
- バブルポイント試験機
- 液中パーティクルカウンタ
- 気中パーティクルカウンタ
- 大型トップダウン式光造形3Dプリンタ
- 光造形式3Dプリンタ
- B型粘度計
- 温度調整機能付き粘度計
- デジタル顕微鏡
- 電子天秤
<4>おわりに
大同工機は、粗ろ過から微細ろ過まで総合的な製品のご提案ができることを強みとしております。さらに流体分析や要求事項に対する製品評価を自社で行える強みも加わり、お客様の多様化するニーズに対応できるようになりました。今後も「ろ過技術」の総合メーカーとして、さらなる進化を目指します。
大同工機の強み
当社製品が世界中で支持されている理由は、長年挑戦し続け培った経験と実績があるからです。
製品情報
オーダーメイドだから特殊品にも柔軟に対応できます。
納入事例
ストレーナ・オートストレーナなど大同工機各種製品の納入事例をご紹介します。